【8話】廃墟
俺が小学生の頃の話。俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でも、あまり
この場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。
7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/07(月) 03:25:45.30 ID:T13sWk0z0
最後のだけ「書いてあった」が無い
つまり
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/07(月) 03:27:53.79 ID:CyVMUubb0
いやああああああああああああ
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/07(月) 03:29:31.85 ID:T19i2plJ0
>>1の意味がよくわからん
16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/07(月) 03:31:21.39 ID:T13sWk0z0
>>13
左の部屋のあたまが俺の後ろまできて「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
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